
PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂とPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂は、高い強度、耐熱性、電気絶縁性、そして優れた成形性といった特性を持つため、私たちの身の回りの様々な製品に利用されているプラスチックです。
例えば、PET樹脂はペットボトルや食品容器、衣料用繊維などに、PBT樹脂は自動車部品のコネクタや家電製品のハウジング、電気・電子部品などに広く用いられています。
しかしながら、これらの樹脂は化学的に安定しているため、従来の溶剤では溶解が非常に困難でした。
そこで弊社が新たに開発したのが「eソルブ21FP-5」です!!
PET・PBT樹脂溶解剤「eソルブ21FP-5」について、
その特徴、用途、利点、そして使用上の注意点などを詳しく解説します。
「eソルブ21FP-5」の主な特徴

「eソルブ21FP-5」は、高い溶解能力と法令面での安全性を両立するために設計された樹脂溶解剤です。
その一方で、取り扱いには専門的な配慮が必要な製品でもあります。
主な特徴を3つの観点から解説します。
塩化メチレン、トリクロロエチレンを含有せず、在庫管理や保管場所の制約を大幅に軽減できます。
- 消防法非該当(非危険物)
- 毒劇法非該当
- 有機則非該当
- 特化則非該当
- リスクアセスメント非該当
- PRTR法非該当
「eソルブ21FP-5」の主な用途
eソルブ21FP-5は、以下の様な幅広い用途に活用できます。
常温でPETやPBTを溶解できる特性は、単なる「溶解」にとどまらず、製造プロセスそのものを変える可能性を秘めています。
- 金型や製造装置に固着したPET/PBT樹脂の除去
- 塗装治具やマスキング治具からの樹脂被膜の剥離
- PET/PBT樹脂同士、またはポリアミド樹脂の溶剤溶着
- 溶解液からの溶媒揮発による、樹脂のフィルム化・成膜
- インサート成形品等の金属と樹脂が一体化した部品の分離
- 樹脂のみを溶解させ、金属部品(銅、SUS等)を回収
- 樹脂表面を溶解し、改質
- 3Dプリンター造形物(PET/PA/TPU)の積層痕スムージング
ご採用の前に必ずご確認ください
本製品は酸性の溶解剤になっております。
そのため対象物(金属、他の樹脂)によっては、腐食・変色・膨潤などのダメージを与える可能性があります。
また、対象の樹脂はその種類(グレード)、硬化剤の配合、添加剤(ガラス繊維など)、成形・硬化条件などによって、非常に多くの材質が存在します。
完全に溶解する場合もあれば、膨潤・軟化にとどまる場合、そして、とりわけ強固な材質のもの(ガラス繊維を高充填したグレードなど)には十分な効果が得られない場合もございます。
ご採用を検討される際には、必ず事前に、実際にお使いの樹脂やその他材質に対してどのような影響があるかをテストしていただくよう、お願いいたします。
PET樹脂溶解試験動画
開発時の実験動画です。
PET樹脂溶解の様子や、溶解剤を揮発させた際の膜形成をご確認いただけます。
まとめ:PET・PBT樹脂の溶解課題を「eソルブ21FP-5」で解決!
本記事では、これまで溶解が困難とされてきたPET・PBT樹脂を常温で溶解できる「eソルブ21FP-5」について解説しました。
最後に要点を振り返ります。

研究開発で新しい処理方法を探している

管理の容易な溶剤への切り替えを検討したい
という方は、ぜひ「eソルブ21FP-5」の導入をご検討ください。
製品に関する詳細情報、ご質問、お見積りのご依頼等はお気軽に当オンラインストアまでお問い合わせください。
本日もご覧いただき、誠にありがとうございました!


